お米マイスターについて
名前の由来
(MEISTER)とは、ドイツ語で巨匠、師匠の意味があり、ドイツでは、職人の技術を伝えるため、マイスター制度を設け、厳格に運営されています。
また、マイ→米、スター→星の意味を持ち、“米に明るい人”をも表しています。
「お米マイスター」とは
お米に関する幅広い知識を持ち、米の特性(品種特性、精米特性)、ブレンド特性、炊飯特性を見極めることができ、その米の特長を最大限に活かした「商品づくり」を行い、その米の良さを消費者との対話を通じて伝えることができる者です。私たちお米マイスターが目指すもの
“ごはん”を中心とした食生活は、バランスの良い健康的な食事として世界中から注目されています。日本古来の優れた食文化、お米文化を見つめ直し、ごはん 食を中心とした健康的な食生活と、“ごはん”の美味しさ、素晴らしさを多くの食卓にお届けし、未来へと受け継いでゆきたいと考えています。
お米マイスターは日々研究しています
● 全国の田んぼから美味しいお米を探すこと
● お米の品質を見極めること
● お米の特長を活かした精米技法やブレンド技術のこと
● 鮮度を保つ保管方法のこと
● 美味しい“ごはん”の炊き方のこと
その知識を商品づくりに活かし、お客さまにお伝えすることに、努めています。
★「三ツ星お米マイスター」を取得するには
<応募資格>下記の1〜3全ての条件を満たしている者。
1.米穀の届出事業者のうち小売業を営む者及びその家族、従業員。
2.米穀小売業に5年以上従事されている方。
3.都道府県米穀小売組合に加入されている方。
※その他、日米連理事長が、とくに必要と認めた方。
下記の内容の講義を受け、受講後試験に合格すれば取得できる。
<講義の内容>
(1)米の品種特性(来歴)と新形質米について
(2)精米技術について
(3)米の保存と保管技術
(4)炊飯特性と炊き上がり・食味チェック、ブレンド特性
(5)店内レイアウトと接客マナー
(6)お米の栄養学/米の表示
★「五ツ星お米マイスター」を取得するには
<応募資格>
三ツ星お米マイスター取得者
下記の内容の試験を受け、合格すれば取得できる。
<試験内容>
試験は、試験日当日に行う次の(1)〜(5)の専門試験管との相対による試験と試験日前後に実施する付随技能試験によって行います。
1)試験日の試験内容
(1)精米技術試験
(2)玄米鑑定試験
(3)米穀商品説明試験
(4)炊飯技術試験
(5)食味官能評価試験
2)
(1)米穀ブレンド技術
(2)炊飯指導技術
五つ星は三ツ星に比べ、より専門的な知識が必要であり、食味試験やブレンド技術の試験もあるので、経験や技能が求められる難しい試験となります。